かなり高機能なマザーボードです。
遠隔で電源ONできる、ASPEEDのIPMI/BMC機能もHTML5対応でレガシーさを感じません。
NVMEのBifircationもできるので、Asus Quad M2カードなどでNVMEドライブを大量に増やすことができます。
デュアルLANもついていてこの価格はSuper〇icroよりも攻めていると思います。
難点はMicroATXなのと、メモリが128GBまでということでしょうか。
ライトウェイトなワークロード向けのサーバーとしてHCI的にスケールアウトするような使い方になると思います。
ATX256GB以上に対応したモデルが出れば最強だと思います。
レビュー一覧
自宅サーバ用として購入。
3万円台半ばだが、他店だと余裕で4万を超えてくるため、特に不満を感じていない。
以下の環境で24時間運用中。
BIOS/BMC:3.30/1.90
CPU:AMD Ryzen3 3100
メモリ:Sanmax SMD4-E16G48M-26V-D DDR4-2666 8GBx2 ECC
NIC:StarTech ST10GSPEXNB
Storage:東芝 MG07ACA12TE
電源:SilverStone SST-ST55F-PB
OS:CentOS8(2004)
提供サービス(主要なもの):
・DNSキャッシュ
・DHCPv6
・ファイル共有(SMB)
・DLNA
使用して気付いた点
・安定性
⇒まったく問題ない。
⇒長期稼働での安定性は時間が必要なため、今回は評価要素外
・ECC
⇒CentOS8では無効だった
⇒Fedora32では有効になっていることを確認
・温度モニタリング
⇒Sanmax SMD4-E16G48M-26V-Dの温度を読み取っている様子
・IPMI
⇒超便利、もはやこれ無しのマザーとか使いたくないレベル
⇒JP-106だと上手くKVMのキーボードレイアウトが適用されない
⇒US配列なら問題ないかもしれない(持っていないため未検証)
・ブート周り
⇒IPMI起動を待つ設定にするとかなり遅い(1分以上は待つ)
また、ブート周りでは以下の問題があった。
・USBメモリブートに条件がある
⇒USBメモリからのブートは、IPMI/BMCも含んだコールドスタートでないと成功しない
このブート問題は、通常使用時にはまったく問題にならないが、レスキュー操作を行う時には非常に面倒くさい。
またマニュアルにも記載もなければBIOSメニューにも設定がない動作であり、実は何らかの問題を抱えた個体である可能性は排除できない。
総じて満足であるが、ブート問題でかなり面倒くさい思いをしたので★1つ減点。
3万円強にて入手。その後値上がりしてしまったので減点★。
メイン機のおさがりのRyzen 1700を使って、24時間稼働させている
Windowsリモートデスクトップのホスト機として使用。
ASRock Rackは初めて使うので少し不安だったが、安定性は大変良い。
IPMIもWebブラウザベースでレスポンスよく動作する。
(ただし機能が多すぎてイマイチ良くわかってない)
反面、拡張性はかなり貧弱で、デスクトップ機や
WS用途として机上で使用するには明らかに不向き。
なお、電源ボタンを押してからの立ち上がりはかなり遅い。